掃除をするとホコリなどのゴミの他に、使用しなくなった不用品も出てくるのではないでしょうか。
(今は着なくなった洋服や賞味期限切れの商品など)
ほとんどの不用品は一般ごみとして捨てることができますが、家具やソファなど大きなものは粗大ゴミとして処分しなければいけません。
自治体によって料金に多少の違いはありますが、回収業者よりも安い料金です。
その分回収業者は当日回収など融通が利きます。
ゴミ出しはご近所トラブルの原因になるので、自分の生活スタイルに合った方法できちんと処分しましょう。
- 引っ越しを予定している人
- 大掃除をする予定の人
- 粗大ゴミがずっと置きっぱなしになっている人
- 粗大ゴミの出し方がよくわからない人
自治体に粗大ゴミを出す流れ
①回収してくれる粗大ゴミに該当するかどうかを確認する
自治体によって、粗大ゴミとして扱うゴミの大きさが若干違います。
ただ、ほとんどの自治体が粗大ゴミとして扱うのは、最大辺が30㎝以上の家庭から出る大型のゴミです。
最大辺が30㎝以上の場合は、粗大ゴミに該当するか各自治体のホームページで確認するか粗大(大型)ゴミ受付センターに問い合わせしてみましょう。
粗大ゴミとして出せないもの
次の6点は家電リサイクル法でリサイクルすることが義務づけられています。
そのため、粗大ゴミとして出すことは出来ないので注意しましょう。
- エアコン
- テレビ
- パソコン
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機
- 衣類乾燥機
②各自治体の粗大ゴミ回収窓口に電話して回収を申し込む
回収は事前に申し込みが必要です。
申し込みは電話またはインターネットで出来ます。
電話の場合は以下のことが聞かれるので、事前に決めておきましょう。
電話申し込み時に確認されること
- 氏名
- 住所
- 連絡先(電話番号)
- 粗大ゴミの大きさ
- 粗大ゴミの数量
- 粗大ゴミを出す場所
- 希望する回収日(ただし希望に添えないことがある)
年末年始や大型連休など長期の休みや3月など引っ越しシーズンは混み合うことが予想されます。
また収集日が最短で1週間や2週間などかかる場合もあるため、希望する回収日には余裕を持たせておきましょう。
③粗大ゴミ処理券を購入する
今はコンビニやスーパーでも取り扱っているところが多くなっています。
近くのお店が取り扱っているかは「有料粗大ゴミ処理券取り扱い標識」があるかを確認しましょう。
粗大ゴミの種類によって料金が違うため、事前にいくらかかるか確認しておきましょう。
ソファやベットは大きいので1000円を超える可能性もありますが、ほとんどは1000円以内の料金で済むことが多いです。
④処理券に必要事項を記入する
粗大ゴミの処理券には収集日や氏名を記入する必要があります。
最近では個人情報保護のために、氏名ではなくかわりに受付番号を記入することができる自治体もあります。
無記入は回収されないこともあります。
個人情報を守りたい場合はカタカナや苗字、名前のみでもOKです。
回収されないと、再度手続きしないといけないため、きちんと記入しておきましょう。
⑤回収日の朝、粗大ゴミを指定された場所に出しておく
処理券を粗大ゴミを貼る
対象の粗大ゴミに処理券を分かりやすい所に貼るようにしましょう。
前日の夜に出すと近所の迷惑になるため、粗大ゴミを出すのは回収日の朝にしましょう。
当日の立ち合いは不要ですが、粗大ゴミが車道や歩道にはみ出さないように注意しましょう。
粗大ゴミを持ち込んで処理してもらう
粗大ゴミは持ち込みをすることもできます。
指定する場所へ受付時間内に持ち込むことで、処理料金が無料や割引になります。
基本的に区内に住んでいる人が対象で、持ち込み先は自治体が運営している施設か、自治体と提携している業者です。
また、自治体によって1世帯につき、1回〇個まで1年間に〇回までと持ち込みにもルールがあるため必ず自治体のホームページで確認するようにしましょう。
不用品回収業者に回収してもらう
粗大ゴミを自治体に頼むと指定の日程と場所に出すことができない人は、不用品回収業者に回収してもらうことを検討してみてはいかがでしょうか。
有料になりますが、不用品回収業者に頼めば、こちらが指定した時間帯に受け取りにきてくれます。
値段は回収業者によって違うので、複数の業者で見積もりをとるのがいいでしょう。
無料回収の巡回トラックでのトラブルに注意
無料回収の巡回トラックは便利ですが、トラブルも多いので注意が必要です。
無料をアピールしていても実際には料金を請求される場合があります。
主なトラブルは以下のような場合があります。
無料回収の巡回トラックでの主なトラブル
- 回収は無料だが、処分料金がかかる
- 見積もり(査定)は無料だが、積み込み料金がかかる
いずれの場合も荷物を積み込んだ後に高額な料金を請求されるため仕方なく払ってしまうケースが多いようです。
また回収した粗大ゴミを、近くの空き地などに不法投棄する悪質業者も存在します。
業者とトラブルになってしまったら、お住まいの自治体の消費生活センターに相談しましょう。
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参照:全国の消費生活センター(リンク先:国民生活センター)
まとめ
粗大ゴミを出すには事前予約が必要なので、余裕をもって計画を立てておきましょう。
手間はかかりますが自治体で処理してもらう方が家計に優しく、トラブルも少ないのでおすすめです。
不用品回収業者に頼む場合には、信用できる業者か確認してから利用するようにして、不法投棄の片棒を担ぐことを回避するようにしましょう。
不用品を処分して綺麗な部屋で、生活していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた。